第1次産業革命により織機の機械化が進み、水力や蒸気機関を動力源とする紡績機が現れ、多くの労働者は職を失いました。技術革新による機械導入が高賃金の熟練労働者の失業と、不熟練の労働者の酷使や深夜までの労働等の労働環境の悪化を生んだと考えた労働者たちは、機械や工場建築物を打ち壊す行動に出ました。ラッダイト運動は単なる《打ち壊し》運動ではなく、労働環境の改善を求める労働者と経営者の集団交渉の形態の一つであったと言えます。
Author:二見伸吾 FUTAMI shingo
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広島県労働者学習協議会 講師
ヒロシマ総がかり実行委員会世話人
府中町議会議員(日本共産党)
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